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当院(カイロプラクティックの治療院)に来院される患者さんの主訴で多いのは、腰痛、肩こり、背部痛です。本来カイロプラクティックはホリスティック(全体的、包括的)な考え方をする医療ですが、脊柱(背骨)や骨盤を矯正するという性質上、腰部や肩部、背部などの主訴の治療を得意とするのは間違いなく、一般的にもそのような認知をされているものと思っています。


腰痛
日本の1000万人近くの人がなんらかの腰痛を持っていると言われています。殆ど全ての成人が生涯に一度は急性腰痛を経験するとも言われています。腰痛を大きく分けると慢性と急性にわかれます。発症から3か月を境に急性と慢性が分かれると言われますが、定義としては少し曖昧です。


急性腰痛 (ぎっくり腰)
ぎっくり腰は、正式な疾患名ではありませんが急性腰痛の代名詞のようなものです。
それは 「魔女の一撃」 と言われます。また発症時の感覚を言葉に表すと 「ぎくっとした」 と言われることからこう呼ばれるわけですが、可愛らしい?ネーミングとは裏腹に強烈な痛みに襲われます。ぎっくり腰になってしまうと、立っても痛い、座っても痛い、寝ても寝返りが打てないという状態になってしまいます。
きっかけとしては、「荷物を持とうと屈んだ」、「子供を抱っこしようとした」、「朝顔を洗おうと屈んだ」、「くしゃみをしたとたん」 など様々です。
ぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛は、その原因となる損傷部位(組織)によっていくつかの種類に分けられます。


その中で代表的なものは

    (1) 腰椎椎間関節捻挫 仙腸関節捻挫
    (2) 腰椎椎間板障害(ヘルニア)
    (3) 筋筋膜捻挫


です。




(1) 腰椎椎間関節捻挫
椎間関節とは脊柱 (背骨) の後方にあり上下の椎骨をつなぐ関節です。
この小さな関節により脊柱 (背骨) の動きがコントロールされています。通常この椎間関節は荷重関節ではないのですが、伸展増強で荷重機能を持つようになります。よって腰を無理に反ったり、腰を反った状態で身体を捻じったりすると捻挫します。この時、椎間関節面がわずかにズレたり、周囲の軟部組織を関節に挟みこんだりします。


腰椎椎間関節捻挫 痛みの部位

背骨を後ろから見た写真

背骨を横から見た写真




仙腸関節捻挫
仙腸関節とは骨盤の関節で、真ん中の仙骨と左右両側の腸骨とを結ぶ関節です。
通常この関節は可動域が少なく安定した関節ですが、様々な原因により可動性が亢進して不安定になります。例えば、腰部への外傷(交通事故、スポーツ、転倒)妊娠、出産、更年期、長期にわたる小さな外傷(運転、長時間の座位、腰を捻じる)などから起ります。その結果ふとした動作で捻挫をしてしまいます。捻挫してそこからさらに可動性が亢進するという悪循環になります。
仙腸関節可動域亢進症になると、腰痛の再発が頻繁になります。よって長期に渡る経過観察が必要になります。


仙腸関節捻挫 痛みの部位

骨盤を後ろから見た写真




(2) 腰椎椎間板障害
椎間板とは、脊柱(背骨)の中にある軟骨です。
椎骨と椎骨の間にありクッションの役割をしていて、全脊柱長の約20〜25%を占めています。その椎間板が何らかの原因で傷ついたり、本来ある場所から飛び出す (ヘルニア) と痛みが起こります。椎間板の特性として同じ動作を繰り返すことにより傷つきやすく (線維輪微小断裂)、重い荷物を一回持ち上げるより、軽い荷物でも、持ち上げたり降ろしたりを幾度となく繰り返すと痛みが出やすいと言われています。また逆に、一回の大きな力によって起こりやすいのがヘルニアです。椎間板内の圧力を急激に上げるような力が加わると脊柱(背骨)の後方に飛び出しやすくなります。

立位における椎間板内圧を100%をとして基準値にとり、各動作での椎間板内圧を調べると、

1) 咳 怒責 5 〜 35%増加
2) 笑う 40 〜 50%増加
3) 歩行 15%増加
4) 軽いジャンプ 40%増加
5) 前屈 150%増加
6) 脊柱(背骨)を伸ばして、膝を曲げて
     20キロの荷物を挙上
73%増加
7) 脊柱(背骨)を曲げて、膝を伸ばして
     20キロの荷物を挙上
169%増加

このような結果になります。
つまり前屈みで荷物を持ち上げる動作が一番、椎間板に負担をかけ、腰を痛めることになるということです。

腰椎椎間板障害 痛みの部位

背骨を横ろから見た写真

また、椎間板は寝ている時に水分を吸収して膨張しているために内圧が上がっており、寝起きから4時間の動作については特に注意が必要です。椎間板が原因によるぎっくり腰の大半は午前中に集中して起こっています。




(3) 筋筋膜捻挫
これは腰部にある筋肉やそれを包む膜が部分断裂、微小断裂して起こります。
慣れない動作を繰り返したり、不意をつく突然の動作、また転んで打ったりしてなる外傷によって起こります。比較的軽い損傷であれば痛みもすぐに治まりますが、それを繰り返すうちに損傷の程度が大きくなり、痛みも強く長引くことになります。損傷直後から痛むこともあれば、数時間経ってから痛み出すこともあります。

筋筋膜捻挫 痛みの部位




★ぎっくり腰になったら
歩くのがつらい場合、または歩けない場合はまずは安静にしましょう。楽な姿勢で横になります。自分の楽な姿勢を見つけてください。炎症があり痛みが強くなっているので腰を冷やします。溶けかけた氷を使ってください。時間は10〜15分、長くて20分までとします。それを2時間おきぐらいに繰り返します。急性の場合、腰を温めてはいけません(入浴やマッサージはだめ)。

少しして歩けるようになったら、またはじめから自分で歩けるくらいの痛み、何度か経験している痛みであればすぐにカイロプラクティックの治療を受けられると良いでしょう。( いままで経験したことのないような痛みや、強烈な痛み、3日しても痛みの強さが全く変わらない場合はすぐに整形外科を受診しましょう。)




治療〜私はこう診る(急性腰痛編)
歩いて来られるからといって、重大な問題がないとは言い切れません。
よってまずは、問診。全てはここから。

続いて視診、打診、触診、ROM(関節可動域)整形学検査、神経学検査などを行います。この検査は全て重要なものですが、全ての人に全てを行うわけではなく、検査は必要な人に必要なものをやっていきます。ですから問診では、話せる範囲でできるだけ詳しくお話をして頂けると後の検査がスムーズに進みます。
その結果、今のこの腰痛がカイロプラクティック適応なのか否かを評価します。

患者さんを三つのカテゴリにわけます。

    レッドフラッグ (骨折、感染症、ガン など。カイロプラクティック不適応。)
    
ブルーフラッグ (外傷以外の筋骨格系腰痛。カイロプラクティック適応。)
    
イエローフラッグ (神経症状を伴う腰痛。境界線上。)

    レッドフラッグ の カテゴリに入る外傷や重篤な病理的疾患が疑われる場合はすぐに病院へ行って頂きます。
    ブルーフラッグ の 人は治療に移ります。
    イエローフラッグ の 人は、さらに検査をしてカイロプラクティックの治療が適応になる症状だと判断した場合は治療に移ります。
        より慎重になりながら、治療後の反応を診ていきます。


※急性腰痛は痛みが強いことが多いので、まず痛みを緩和することを第一に念頭に置き治療しますが、通常、一度出た痛みは 「スゥーと」一度の治療で完全に消えることはまずありません。特に炎症は一度起きるとすぐには引きません。(72hがピークといわれる) ただ、痛みのあるうちに治療することにより、最短で痛みを無くし再発を防げると考えています。




慢性腰痛
急性以外の腰痛が慢性腰痛ということになります。発症から3か月以上経った腰痛、何年来の腰痛は慢性になります。一般的に 「腰痛持ち」 と言われる人達はこれに当てはまります。何十年来の腰痛から去年あたりからの腰痛と期間は様々ですが、やはり腰痛になってからの時間が長ければ長いほど治療は難しくなります。また、痛みやしびれが下肢に拡がることも少なくありません。


慢性腰痛 の主な原因
慢性腰痛は、きっかけがはっきりしない事や原因がいくつも絡んでいることも多いので評価にはより慎重になります。
しかし慢性痛の原因の半分は筋肉によるものだと言われており、事実臨床現場では、筋肉に障害を持っている人が多くみえます。


(1) 筋筋膜性疼痛症候群
これは筋肉やそれを包む筋膜にできた 「トリガーポイント」 と呼ばれる硬結から痛みが出ている疾患です。
押えるとコリコリと硬く、圧痛があります。この症候群の特徴は放散痛です。活性化すると痛みが周りや遠隔部に放散します。トリガーポイントの成因としては、筋や関節への直接的な損傷、筋肉への慢性的負荷(不良姿勢など)、低温に曝される(エアコンの風)などがありますが、基本は筋組織の代謝障害と言われています。また神経生理学的機序も関係が深いと言われ、持続的な痛みがあったり、痛みによる交感神経の興奮で発生しやすいと言われています。


腰方形筋


梨状筋


大殿筋


中殿筋、小殿筋


大腿筋膜張筋
 




(2) 椎間板症候群、変性症
これは椎間板が原因で痛みの出る腰痛です。
急性腰痛では激しい痛みが特徴となりますが、それを繰り返すと椎間板自体が変性を起こし神経根の周囲の炎症、癒着が進み鈍く深部がうずくような痛みが現れてきます。
またヘルニアが神経を圧迫すると下肢に痺れなどが現れます。
※しかしヘルニアが原因の神経圧迫では痛みや痺れは出ないという考えも最近では主流になってきており、まだまだ疑問が残るところでもあります。


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎4番のヘルニアの疼痛 (前側)



(3) 慢性椎間関節症候群
これは椎間関節が原因で痛みの出る腰痛です。病因としては、外傷、変性、不良姿勢などが挙げられます。
急性の椎間関節捻挫からの移行も多く、急性期の治療が不十分であると、関節包に炎症が起こり関節内圧が上昇した状態が長期間続き、関節の変性が起きます。これにより、僅かな荷重でも痛みを感じやすくなります。
また慢性的に炎症も続きます。この腰痛の症状は、腰部の痛み(椎間関節部)、鼠径部、股関節、殿部、下肢への放散痛です。放散痛は膝上までのことが多いですが、ふくらはぎまで出ることがあり、坐骨神経痛と間違えられやすいです。腰部を過度に伸展させると痛みが増強して、屈曲すると痛みが和らぎます。徴候は触診できる腰部の筋スパズム(緊張)と椎間関節上の圧痛です。朝や長時間ジッとしていた後に腰にこわばりを感じます。


慢性椎間関節症候群

右 椎間関節 からの (L4 〜 5) 放散痛

これらの疾患は痛みの原因です。しかしその原因も結果であることが多く、(というかほとんど)結果に対してだけの治療では対症療法でしかありません。そこで大切なのは原因の原因を探っていかなければならないということです。そこには心因性が絡むことも多く慢性腰痛の治療を難しくさせています。
※ここでいう心因性とは精神的ストレスのことであり、ほとんどの筋骨格系の症状にはこれが関与していると思われます。



治療〜私はこう診る(慢性腰痛編)
問診、検査、評価を急性腰痛と同様にしていきます。ただし、慢性腰痛の場合はより詳しく、時間をかけて行っていきます。
慢性痛の治療で大事なことは、対症療法になってはいけないということです。 当然症状が強ければ症状に対する治療が優先される時もあります。しかしいたずらに症状だけを抑えてしまっては真の原因がわからなくなります。


対症療法とは、

    ・痛くなったら揉む。
    ・湿布をはる。
    ・痛み止めを飲む
    ・注射を打つ


など、とりあえず的な処置のことです。


これは 「火事が起きて、火災報知機が鳴って、火元を確かめもせずに、うるさいからと報知機のスイッチだけを切るようなものだ」  とよく例えで言われます。そしてそのまま火が延焼してしまうと。 火元を探して火を消さないと問題は解決しません。 対症療法では治療直後は良くても、いつまでも嫌な痛みは続きます。 大事なことは痛みに対しての原因です。 それを追及することが カイロプラクティックの治療 になります。


※ カイロプラクティックでは、原因の原因をサブラクセーションの概念に見出そうとします。サブラクセーションとはカイロプラクターが矯正すべき関節病変の事で、その定義は未だに議論するところでもありますが、簡単に言うと 「神経からの信号がうまく伝わっていない関節」、「神経への信号をうまく出せていない関節」つまり、神経機能異常の関節です。 この神経機能異常の関節を矯正することにより、身体の神経、構造、運動バランスを調節します。 このバランスのとれた状態こそが、イネイトインテリジェンス、すなわち自然治癒力を強くしたり復活させたりするわけです。
しかし、そのサブラクセーションもまた、原因であり結果でもあるのです。サブラクセーションができた原因もまた探さなくてはいけません。
それをしなければカイロプラクティックの矯正もまた、ただの対症療法ということになってしまします。サブラクセーションの原因とは何か?を今もまだ模索しているところです。キーワードは「ストレス」です。「ストレス」を知ることにより、さらに一歩身体の真実に近づけるような気がしています。




当院で腰痛解決!

〜急性から慢性腰痛まで経験してきた院長が全力で治療いたします〜

私には 「慢性腰痛は必ず治る」、「必ず治す」 という強い信念があります。
患者さん自身も慢性腰痛を諦めてはいけません。「必ず治る」 と信じてください。
そこからスタートです。そこからあなたの自然治癒力が働き始めます。

カイロプラクティックの治療とは、
自然治癒力 を高める治療です。
自然治癒力 とは、患者さん自身が元々持っている、傷ついたり、弱ったりした身体の場所を 「自ら治す力」 の事です。
その「自ら治す力」を治すのがカイロプラクティックです。

自然治癒力がしっかり働くようになれば、腰痛は無くなります。
人間は生きているわけですから、身体の状況は刻一刻と変化していきます。
身体に大きな肉体的、精神的ストレスがかかれば当然痛みが起こります。
しかし、その度に自然治癒力がしっかり働けば、それが痛みの原因を治してくれます。
身体をこの状態にする事が我々の治療目標になります。
そして身体がこの状態になる事を「治る」と言っています。痛みが消えればそれでいいわけではありません。

かつて私も腰痛で悩んだ一人でした。腰痛がいかに苦しいかはよくわかります。不安、怒り、イライラ、焦燥感、様々な思いが交錯して、毎日が憂鬱に過ぎていきます。私は カイロプラクティック に助けられました。もちろん世の中には素晴らしい治療法がたくさんあると思います。しかし、いろいろ試しても効果がなく、今も腰痛で苦しんでいるならば、ぜひ一度カイロプラクティックの治療を受けてください。当院の治療を受けてください。

もしかしたらカイロプラクティックとの出会いがあなたの人生を変えるかもしれません。

〜健康は限りない自由です。 素敵な人生を〜



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