トータル エステサロン

クリアーフェイス

第3回 『紫外線対策の必要性』

大切な会員様のために、サロンより月に一度、プロが伝える『正しい美容法』をお送りいたします。
サロンに通わなくてもできる、自宅でのお手入れ法です。ぜひ、お役立てください。

これからの時期、一番肌にとってダメージになる紫外線が気になります。
冬よりも夏のほうが紫外線の量は多いのは知られていますが、3月から急激に増え、9月の終わりまでは、特に気をつける必要があります。
しかし、昔と違って、環境破壊の影響で紫外線のダメージは年中受けています。
ちょっとした近所へのゴミだしなどの外出、洗濯干し、子供の送り迎え、などの短時間での日焼けはもちろん、窓やカーテン越しの家事なども油断できません。
シミの最大の原因は、紫外線です。(他の原因もありますので又の機会にお伝えします。)
紫外線に当たると、皮膚細胞の中のメラノサイトからメラニンが作られます。
メラニンとは皮膚の色を決める色素です。メラニンがたくさん集まると、黒く見えるのです。
メラニンは、紫外線を吸収するバリアをとなる役目をし、やがて肌のターンオーバー(生れ変わり)によって角質とともに剥がれ落ちます。
しかし、紫外線に当たり続けると、メラニンが増殖し続けたり、肌の弱りや老化による機能低下によってメラニンが表皮に排泄されず、細胞内に残ってしまい、“シミ”となるのです。
肌の老化の原因の80%が紫外線といわれ、紫外線に当たった時間と強さに比例します。
紫外線が肌を荒らす要因は、細胞を酸化させる活性酸素の発生です。(活性酸素については改めて特集しますね♪。)
活性酸素が過剰に発生すると、細胞の損傷が起こり、老化を早めるのです。
そのため紫外線から肌を守ることは美容を保つ最大の予防なのです。

紫外線対策としては、日傘、手袋、スカーフ、サングラス、帽子などのアイテム、日焼け止めの化粧品があります。
身につけるアイテムは、紫外線を透過しにくい黒っぽい色や、UVカットの表示のあるものを選びましょう。
UVとは、紫外線を意味し、紫外線は波長により (1)“UVA(長波長紫外線)” (2)“UVB(中波長紫外線)”(3)“UVC(短波長紫外線)”の3つに分類できます。(1)がもっとも波長が長いため、肌の奥深くの細胞までダメージを与えます。(2)は(1)より肌表面に対しての刺激が強く、やけど等の炎症状態やメラニン発生を促進します。(3)はほとんど地表には届きませんが細胞には有害です。

肌を守る、日焼け止め化粧品(サンスクリーン剤)には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。
紫外線防止効果は、PA値/SPF値で表されています。
PA値は(1)UVAに対しての防御指数を表し、PA+、 PA++、 PA+++、 の3段階で示し、+の数の多いほど効防止果の高いことを示しています。
SPF値は(2)UVBに対しての効果で、その後につく数字が大きいほど効果が高く、その指数は、数式によって求められ、『塗った場合に、塗らなかった場合の何倍の紫外線カットができるか』を意味します。
日常に使用するのは、PA++、SPF10くらいが目安ですが、効果は個人差があります。
サンスクリーン剤は指数が高ければ高いほど、原料が肌にとっても負担となるため、指数に惑わされず、お肌に合ったもの、使用状況に合わせて選びましょう。(洗顔方法は前号をご参考に♪

★アレルギー、アトピーの方、安全なものをお探しの方はサロンにお尋ねくださいね。

♪次回は『日焼けのお手入れ』です。おたのしみに。。。

予告(変更する場合があります)
6月『シミについて』
7月『基礎化粧品の使用法』





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